パソボラで知っておきたいエチケット

特別視しないことが、最も理解のある態度です。

1. 目の不自由な人の場合

実際には「目の不自由な人」の中には、目の見えない人もいれば弱視の人もいます。 生まれたときからの人も入れば中途障害の人もいます。 状況によって対応するソフトも違いますので、具体的につかんでおくことが必要です。

弱視の人がパソコンを使う場合には画面の拡大ソフトを用いることで何とかなることもありますが、 目の見えない人がパソコンを使う場合は、音声合成装置を用いて画面の情報を発音させています。 すなわち、CRTがあるとは限らないということです。 「パソコンボランティア」に出掛けた先にCRTが無かったというケースを聞いたことがあります。 だったら、その音声合成装置に喋らせればいいと思うでしょうが、慣れないと、 とても理解できないのが音声合成装置の声です。
「パソコンボランティア」に行く前に、CRTの有無を確認しなくてはいけませんし、無ければ持参しなくてはいけません。

説明に際しては、指示代名詞では相手に伝わらないことを肝に銘じることが必要です。 ソレとかコレとか、カーソルの右とか言っても、相手には見えていないのですから、 普段の会話の延長でついそう言ってしまったときには冷や汗ものです。 また、すぐ隣で立ちあっていても相手には見えていないのですから、 自分が今何をしているのかを説明しながら作業することも必要です。 でも、のべつ間もなく喋っているのも大変ですから、やはり複数名で行くのがいいですね。

それから、サポートに際して動かしたものは、キチンと元の場所に戻しておくようにしましょう。 目による把握が困難なだけに、必要なものがどこにあるかを記憶し用いているからです。 同様に、購入や設定をサポートしたときには、保証書やマニュアル、パックアップCD-ROMや 起動ディスクが付いてきたことを知らせ、それらを何処に保管すべきかの相談にものりましょう。

2. 耳の不自由な人の場合

会話によるスムーズな対話が成立しにくいことを留意しましょう。 相手は、話す人の口元から読み取ろうとしていますから、ゆっくりと、簡潔に、を心掛けましょう。 手話を用いての会話が出来るならそれにこしたことはありませんが、聴覚障害者の全てが手話ができるわけではありません。 その場合は筆談ということになりますが、紙とペンではなく、その場にあるパソコンを用いると 会話がそのまま使い方のメモになるので便利です。 依頼者によってもそうですが、担当した人にとっても報告の下書きとなりますね。 ただ、そのパソコンを用いて作業を開始しているときには使えませんので、 そういうときにはノートパソコンを持参するなどの工夫が必要です。

3. 手足の不自由な人の場合

Windows になってからシフトキーロックや指の震えなどには対応するようになってきましたが、 障害によってはマウス操作そのものが困難なことがありますので、マウス操作をボタン化した 「らくらくマウス」といった製品での対応も考えてみましょう。

4. 言葉の不自由な人の場合

「坂戸ボランティアセンター」のガイドブックには載っていませんが、 脳性麻痺などで「手足の不自由な人の場合」、言葉も不自由なことがあります。 こちらからの言葉はキチンと聞こえているのですが、その人からの言葉が伝わり難いのです。 何度聞き直しても理解できないこともありますし、 最初は聞き取れていた言葉がだんだん聞き取り難くなるというのもよくあります。 そういった場合には、聞き取れないフレーズを何度も繰り返してもらうのではなく、 内容としては同じことを、違う言い回しで表現してもらいましょう。 「CRT」が伝わってこなくても「ディスプレイ」や「画面」と言い換えてもらえば、 推理しやすくなります。そんなときには思いだしてください。