【件名  】:平成17年度障害者情報バリアフリー化支援事業サポートとパソコン購入相談
【日時  】:2005年9月〜11月
【依頼者】:会員 O野さん
【担当者】:横須賀  秋山 他
【場所  】:日高市依頼者宅  横須賀宅  秋山宅  他
【報告者】:よこすか
            協力:坂戸パソボラ会員複数名から電話でアドバイスを頂いた。
            電話可能時間:いつでも
            依頼者の障害など:視覚障害者(全盲。中途失明)

【内容】:

[1] 購入前の聞き取り調査など
 1. 娘は小6年生で、学校でパソコンの授業がある。調べ学習が主。
    娘も一緒に使いたい。
    ※ご主人は六点入力で、本人は六点入力とローマ字入力を希望している。
 2. スクリーンリーダーは、六点入力が付属しているPc-Tokerで良い。
 3. 当初デスクトップPCを希望していたが、その後勉強会などに持参可能な
    ノートPCに希望が変更になった。
 4. 六点対応の外付けフルキーボードを別途購入する。
    (メーカーの選択肢が増えるのと、依頼者がフルキーボード使用を希望)

    購入先は、後々のサポートも考慮に入れて、テクノツールでの購入を希望している。
    (テクノツールからの出張サポートやソフトのインストールは有料と説明した)
    http://www.ttools.co.jp/index.html

[2] 購入希望品
 1. アドボイス3 標準小売価格・・・税込み39,900円
    高知システム開発
    http://www.aok-net.com/products/addvoice3.htm
  
    ※年賀状セット 毎年11月上旬に発売…税込み3,150円
      今回年賀状セットの申請、購入は見合わせた。

 2. PC-Toker XP Ver1.0・・・税込み39,900円
    高知システム開発
    http://www.aok-net.com/products/pctalker.htm

 3. ホームページリーダー Ver3.04 15,750円
    日本IBM
    ダイヤルIBM(フリーダイヤル)0120-04-1992
    受付時間: 月から金 9時か18時
    祝日、12月30日から1月3日を除く
    http://www-06.ibm.com/jp/accessibility/soft/hpr.html

 4. MMメール2音声対応版・・・税込み7,140円
    作者MiyamiyaのホームページURLは↓
    http://www.am-corp2.com/
    http://am-corp2.com/mm-mail2/

    音声対応版は→作者HPよりDL→郵便局から代金振り替え予定
    →振り替え完了後作者へメールする(まだメールアドレスがないので、
    サポーターのメアドを使い、サポート完了後は使用メアドを削除予定)
    →作者からのシリアル番号がメールで届くので、そのメールを印刷して、
    埼玉県への申請に領収書の代わりに使う。

【重要】
  シェアウエアソフトの場合は
    (1) 料金が明示された作者のホームページを印刷して提出すれば
       「見積書」の代わりとなる。
    (2) 料金を郵便局で送金後、作者からシリアル番号通知メールが届く。
        このメールを印刷して提出すれば「領収書」の代わりとなる。
    (埼玉県の支援事業担当者に問い合わせて確認した)

    ※ MMメール2の見積書の代わりになるサイトのURLは↓です。
    念のためにフッターにURLや日付も印刷して提出した。
    http://am-corp2.com/mm-mail2/

 5. e.Typest アップグレード版・・・税込5,145円
    今回は見積もりの段階でテクノツールが税込価格にするのを忘れたので
    4,900円で購入できた。テクノツールさんありがとう。

 6. スキャナー Canon CanoScan 5200F(e.Typest エントリー バンドル付き)
    →テクノツールに在庫なし。仕入れできるかも不明のため、秋山さんが
    ヤマダ電機坂戸店へ出向き、全国のヤマダ電機で在庫を探してもらい
    最後の一台を確保できたので、申請前に購入した。

    ※ 現在Cnonのスキャナーには、e.Typest エントリー版がバンドルされていない。
    そのためインターネットなどで旧型番の在庫を持つショップを探すか、e.Typest
    アップグレード版ではなく通常の製品版(税込み20,790円)を購入することになる。
    e.Typest メーカーサイトURLは、
    http://pac.mediadrive.jp/et/index.html

 7. MyWord5 標準小売価格・・・税込み92,400円
    ※声の国語辞典(1,5000円)が無料で付属します。
    →今回は MyWord5 の申請と購入を見合わせて、
    声の国語辞典(税込み15,750円)だけを申請して購入した。
    http://www.aok-net.com/products/kokugoan.htm
    http://www.aok-net.com/products/myword5.htm

 8. 六点入力対応フルキーボードを別途購入希望
    →エレコムのUSBキーボードを購入した。
  (FDSJKL同時押し可能、型番不明)2,310円

 9. ウィルスセキュリティ2005(1,980円) ソースネクスト
    →申請したが補助の対象外で却下された。
    →自分で購入して下さいとの、埼玉県の担当者から電話連絡があった。

【結果】
[1] 申請の結果
 1. 見積もりが出た時点で、秋山さんが往復はがきを作成して本人へ説明
    了解後に投函した(締め切りがある)。

    ※県の補助を受けるには、各種所得控除後の「所得金額」に制限がある。
    ※平成17年に申請の場合、平成16年度の「所得金額」が「特別障害者手当の
      所得制限額」を超えないこと。(例 : 扶養親族一名で3,984,000円まで)

    ・夫婦共に補助対象の条件を満たしている。
    ・障害者情報バリアフリー化 支援事業は、今年度で終了する。
     そのため、申請希望者が例年と比べ、かなり多いようだ。
     抽選に外れることも予想される上に、来年度も実施されるかは未確定。
     そこで、2人ともそれぞれ同じ内容で申請した。
     結果、ご主人の申請は抽選ではずれたが、依頼者の申請分は当選した。

 2. 当選通知が封書で届いた。
    同封された書類に必要事項を秋山さんが依頼者に説明、代理記入の後に、
    見積書など必要書類をそろえた後に依頼者が郵送投函した。
    締め切り:11月25日必着の事。
    この書類の書き方で不明な点があったので、横須賀と秋山さんとで
    県の担当者に電話で問い合わせた結果、上記の【重要】部分が分かりました。
    迷ってあれこれ考えるより直接問い合わせた方が早くて確実。

[2] マシン購入結果
 1. 予算の関係他でマシン購入先、購入時期などは横須賀に一任。

    シンプルな作りで、メーカー独自の音声ドライバ(東芝のララボイスなど)が
    入っていない機種。メーカーサポートが、できればフリーダイヤルな事。
    などを考慮し、

    NEC PC-VY13MEX84EHU を購入した。
    購入前に、NEC 121 コンタクトセンターへ電話で問い合わせた。
    フリーコール 0120-977-121

 2. 問い合わせ内容:
    ユーザーが全盲のため、スクリーンリーダーを使用する。
    PC-Toker XPの動作環境を満たしているか?

    PC-Talker XPの動作環境のURLは↓
    http://www.aok-net.com/products/pctkankyouxp.htm
    PCM音源
    パソコン内蔵PCM音源、またはサウンドブラスタ16以上のPCM音源を、
    サポートしている機種との回答でした。

 3. マシン仕様などの詳細は別途報告。
    (1) ノートPC MS Office OEM版付きを希望する。
        予算の関係でMS Officeはなしに変更。
    (2) メモリは526MB以上→当分の間は256MBで使用するが将来は増設予定。
        メモリの増設可能な空きスロットは1つだけ。
    (3) モニターの解像度を下げたときに表示画面が小さくなるのは不可。
    (4) 光学ドライブは?→CD-ROMドライブでよい。
        将来DC-RやDVDが欲しくなればUSB増設を考える。
    (5) FDDが付いていないので、USBフラッシュメモリ等のメディアを購入予定。
        ウィルスセキュリティ2005+USBフラッシュメモリ付きを購入した。

 4. 参考URL
    平成17年度障害者情報バリアフリー化支援事業のお知らせ 
    URLが変更になりました。お気に入りの更新をしましょう。
    http://www.pref.saitama.lg.jp/A03/BE00/bariafuri/bariafuri.htm

【課題】
 1. 今後のサポートには、依頼者の友人にも加わってもらう予定。
    娘さんにも荻野さんの目の代わりになって欲しい事。
    などからも、依頼者宅にサポートバインダーを用意して、
    サポート内容や報告メールなどを印刷して共有する。
    また、依頼者にも読めるように、マイドキュメントにサポート用の
    フォルダを作り、報告メールのデータを入れておくことにしたい。

 2. 平成17年度障害者情報バリアフリー化 支援事業の今後の手続き
    (1) 支援の正式決定が申請者宅に書面で届く。
    (2) 同封の書類に必要事項を記入の上、領収書など必要書類を添えて、
        締め切り期限までに提出する。ソフトなどは事前に購入済み。
    (3) 後日書類に記入した口座に補助金が振り込まれる。
 3. インターネット関係の構築
    プロバイダやコースの選択と設定は荻野さんの友人に依頼した。
 4. ソフトのインストールと設定
 5. 周辺機器(スキャナー、プリンタ)の接続
 6. PCの初期設定の続き
 7. その他

【感想】
今回の一連のサポートにはかなり時間がかかりました。
身動きの取れないことが多い横須賀に代わり、秋山さんが買い物や
依頼者宅へ出向いてくれたり、打ち合わせのために横須賀宅に来て
もらったりと協力してもらいました。
その間、横須賀は在宅で問い合わせや連絡など、ほとんどが
メールの使用は必要最小限にして、電話で行いました。
至らない点も多々あったと思いますが、これが精一杯でした。
協力や直接アドバイスをしてくれた坂戸パソボラの皆さん、
ありがとうございました。

その時々のサポート活動を思い出しながらまとめてみましたが、
複数回のサポート活動内用をまとめるのは初めてのことで、大変難しいです。
サポート報告は記憶の新しい内に、こまめに書いたほうが書きやすいです。

補足修正などお願いします。
(横須賀)