【区分  】: イベント
【活動日】: 2006年09月10日
【時間  】: 10時から16時10分
【場所  】: 坂戸コミセン ビューロ
【件名  】: 肢体障害者のためのパソボラ養成講座
【報告者】: 太田広志
【参加者】: 合計 19名
            ITSC 2名
            秩父パソボラ 3名
            一般 1名

坂戸パソボラ 13名
秋吉、稲川、岩城、岩渕、大石、太田、大山、工藤、櫻井、須田、高野、広沢夫婦

【内容】:
 ■はじめに参加者から一言
  感想欄に記載

■「障害の理解と障害別の配慮について」(講師:櫻井)

パソコン使う ということが目的すべてはない 客観的に見てみるのも必要がある。

   (1)障害と障害者
      英語では、a person with disability という。
      日本語では、「障害」が先だが、英語では人間が先。
      障害とは、故障が元で、不自由が生じること。
      障害者は、障害をこうむっている人。
   (2)肢体不自由とは
      事故や、先天性、進行性などの原因により、手足が動かしづらい状態。
        ・事故など
        ・先天性、周産期
        ・進行性
   (3)情報のデジタル化と障害者
      パソコンを使うことで、インターネットでコミュニケーションできる。
        ・がんばらなくてもできるようにできるところもある
   (4)障害者への支援
      ニーズを聞くことが大切。
      いろいろな福祉の制度があるので、利用できるものは利用したい。
      機器の製作者と利用者を結ぶことができるのが望まれている。
      ボランティア、民間の有料サポートなどいろいろある。

   これが大事
     ボランティア間の連携
     助けて!から 助け手 へ
     お互いに学んでいく姿勢

   補足
     ・福祉機器の購入については、詳しいことを聞く

     ・OTとPT
         作業療法士(OT)、理学療法士(PT)

     ・リハビリとはなにか
         外に目を向けて、生活の質を向上するようになっているのではないか。
         回復ということだけでなく、維持、向上ということもある。

     ・ちょっとした工夫を他の人に発信してください

■さまざまな入力ソフト・入力機器の紹介と体験

   ・Windows ユーザー補助の説明[担当:岩渕]
       Windowsのユーザー補助の利用方法の確認。

   ・清水さんのビデオの紹介[担当:広沢]
       Windowsのユーザー補助(マウスキー操作)とヘッドポインタでの操作を見る。

   --お昼 休憩--

   ・らくらくマウス[担当:太田、岩城]
       通常のマウスの代わりにボタンで操作できるマウス。
       ジョイスティック型、ボタン型、キーガード付きのものがある。
   ・ピート[担当:太田]
       仮想キーボードと同様に、画面の上で文字を入力する。
       少し文字を入れるだけで、次に入力する文字を予測して、
       どんどん文章をつくることができる。
       マウス、キーボード、スイッチでのスキャンなど、
       いろいろな方法で入力できる。
   ・ドラゴンスピーチ[担当:岩渕]
       マイクにて、文章の作成、Windowsの操作をすることができる。
       しっかり設定して、メーカー指定の方法で使うと実用になる。
   ・オペナビの紹介[担当:稲川]
      Oさんサポート報告
         できマウス。をつかってALS患者で坂戸パソボラメンバーであるOさんの
         サポートをしている。
         いろいろなサポーターと連携をとりながら。
      NECから寄贈されたソフト。
      オペナビが必要なサポーターには参加できる。
      キーボードがスイッチの代わりとすることができる。
      サポーターは、F11,F12でスイッチのかわりにして試せる。
      スキャンをして、そのなかで選んでいく。

      [質問]オペナビとピートの違いは?
      [回答]両方とも文字の入力、パソコンの操作ができる。
            最終的には、本人の好みによる。本人の決断による。
  ・できマウス[担当:岩渕]
       マウスではない。スイッチで、操作ができるもの。
       これまでは、パソコンを改造してスイッチを取り付ける必要があった。
       これを使うとスイッチだけ作れば、すぐにパソコンにつなげることができるので、
       スイッチ作りに注力できるようになった。

■相談やサポートの要請にどう応えるか

  ボランティア活動をすすめるために

     ある人からサポートを受けた場合
     
     ボランティアを選ぶことを確認する。
       ・公的機関ではないことを理解してもらう。
       ・まずは、公的機関(ITSCなど)をお願いするようにしてもらう。
           ・声を県に届ける
       ・専門的な知識は薄いことを認識してもらう
       ・リハビリテーションセンターに認識してもらうようにする
       ・ボランティアは「しなければならない」という義務はない
           ・金銭をもらったからといって義務はない
           ・金銭ではなく、次のひとのサポートにつなげてください とすることもできる
           ・会への寄付としていただくこともできる
     パソコンだけではない
       ・なにをしたいのかを確認する
     知りたいこと。
         名前・家族の理解があるのか・どのようなことを困っているか


■最後に一言
  感想欄に記載

【決定事項】:
 /

【課題】:
 /

【感想】:
 ■はじめにひとことづつ
  ・サポートもないもしたことがないが、これからやっていきたい。
  ・ITSCをやっているが、ほとんどやったことがない。
    障害者団体に所属している。パソコンを触るのは30年ぐらい。
    ボランティアをするより、うけるほうがおおい
  ・視覚障害者の講座を受けている。いま、いろいろやっているところ。
  ・10年前に脳の手術をして、障害をもった。
    日高のプロジェクトのつながりできた。
    いまは、NPOとの参加している。
  ・県のITSCの増田さんから、県全体に恩恵を ということで、
    ITSCへの登録をしている。おとといに3名かき集めてきた。
  ・Welcomeチームを担当。「楽しいこと」を担当しています。
  ・退職して時間が取れるようになったので、
    少しずつ勉強していきたい。
  ・いまは入門の講座を受けているところ。
  ・去年受講したのがきっかけで入会しています。
  ・主人が頚椎損傷で16年です。
    パソコンとはなんだろうという状態だったが、
    すこしでも視野が広がればと思っている。
  ・東松山からきた。去年からパソボラをしている。
    ITSCで学んだだことを忘れてきている。
  ・86歳。元気をいつももらっている。
    みんな参加すればよいと思う。
  ・浦和からきた。
    ハードウェアの知識をもっていて、興味をもった。
    交流センタでボランティアを募集している。
    月に1回の催しをしている。
  ・申し込みの受付をしている。
    お弁当の受付をしている。
  ・忙しくて、準備できていません。
    いろいろ忘れてきました。

■最後にひとことづつ
  ・とても活発な議論となった。みんなの意見が
    いっぱいでてよかったと思う。
  ・まだまだ、サポートいけない気がする。
  ・はじめてなので、反省と後悔と。
  ・ありがとうございました。
  ・突然の参加だったが、お世話になりました。
    パソボラの方向性を決める大事なときだった。
    がんばっていこうとおもう。
  ・埼玉県内のパソボラがあつまってきてよかった。
  ・病院でやっていました。いろんな人がいる。
    いろんな考えがある。
  ・ピートとオペナビの違いがわからかったが、
    分かった気がする。
    自分の能力を最大限伸ばすことが大事なんだと感じた。
  ・パソボラとはどのようなものかというところも学べた。
  ・興味のあるところを満足していただいた思いです。
  ・ボランティアでやっているというよりかは、
    教わっていることばかりです。
    そういうことで喜びを得ています。
    教わったことを少しでも次に回せればよいと思っています。
  ・いろいろ学べてよかった。
    違いがあることがわかった。話し合えることが必要である。
    みんなでよいことがある。
    人の中の善意・暖かい気持ちでよい社会ができればと思います。


■報告者の感想
  非常に議論が活発になりよかったと思う。また、Oさんのサポート状況を
  見ることができて、とても活発にサポートできている状況をしれてよかった。

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20060910