【区分】 : イベント 【活動日】: 2004年9月25日 【時間】 : 午前10時から午後4時 【場所】 : 坂戸コミニューティーセンター ボランティアビューロ 【件名】 : 肢体不自由者のためのパソボラ養成講座(9月25日〜26日) 【報告者】: 村田喜一 【参加者】: 25日(土) 参加者 3名、黒沢、川村、茂野、 出席者 11名、櫻井、岩渕、横田、小林、綿貫、重田、林、稲川、秋吉、町田、村田 26日(日) 参加者 2名、茂野(鶴ケ島PSV)、増田(埼玉障害者ITサポートセンター推進員) 出席者 9名、櫻井、岩渕、綿貫、佐東、西澤、稲川、秋吉、町田、村田 【内容】: 講師 櫻井宏明 【1日目の午前の進め方】 代表あいさつ 自己紹介 講座1 肢体不自由、肢体障害について考える 1-1 肢体不自由、肢体障害とはどういうことか 1-2 肢体障害者はIT活用に何を期待するか、どんなねがいを持っているか 1-3 肢体不自由、肢体障害についての理解 ・障害の部位や程度、姿勢 ・マヒや欠損の部位 ・不随意運動の有無と程度 ・筋緊張 ・視力など重複する障害 1-4 ボランティアとして支援できること、医療・福祉専門機関やNPOとの連携をどう進めるか。 講座2 肢体障害者がパソコンをもっと楽に使える工夫 2-1 ちょっとした工夫とユニバーサルデザイン 1)画面は見えにくないですか ・文字など見えにくくないか(文字の大きさ、地の色など) ・マウスポインタが見えにくくないか ・姿勢によってモニタの画面が見えにくくないか ・警告音が聞こえるか 2)キーボードからの入力が困難なことはないですか ・隣のキーも押してしまうことはないか ・キーが離せないので続けて文字を入力してしまうことはないか ・同時に2つのキーは押せるか ・マウスのダブルクリックはできるか ・マウスが動かしにくくないか ・広範囲に手が動かせるか ・マウスは使えるがキーボードが使えないことはないか ・動かせるところが少なくてマウスもキーボードも操作できないことはないか 3)その他 ・スイッチが入れられるか(パソコン本体及び周辺機器) などを改善するための工夫 2-2 キーボードに対する姿勢を工夫する 2-3 マウスの速度や加速調整をする方法 2-4 ウインドウズXPのユーザー補助機能を利用する マウスを使うかわりに、マウス機能をテンキーで使う方法(WindowsXpの コントロールパネルのユーザー補助) 2-5 トラックボール、タブレット、ソフトキーボードを活用する方法 などを各自のパソコンで実習した。 1日目の感想発表(後掲) 【2日目の午前】 講座2 の続き(前日の午後の実習の続き) 4)障害者が入力を少しでも楽にするための、ハード、ソフトを体験した。 ・「らくらくマウス」の操作 ・「できマウス」とその仲間達「できクリック、できTAB」などの デモンストレーションと操作の体験 ・障害を補うための機器、スイッチ類(市販、手作り)の紹介 ・「Pete(ピート)」の操作体験 ・キネックスのの操作体験 【2日目の午後】 講座3 障害者へのサポートについて考え、意見交換 3-1 脳性まひの人のサポートを考える 3-2 進行性筋疾患の人のサポートを考える 3-3 重度の人、障害が重複する人のサポートを考える 2日目の感想発表(後掲) 閉会 配布資料 櫻井講師作成「肢体不自由者のためのパソボラ養成講座資料 2004.9.25-26」 ******************************************************************************* 参加者、出席者の感想 25日(土) 黒沢 普通に使っていたパソコンの標準的な機能の中に、障害を持ったユーザーのための 機能が準備されているのが理解できた 川村 とても参考になった 茂野 障害者の生き方、障害の考え方に関する話し合いが大変参考になった。 櫻井 障害者へのパソコンボランティアについて、議論を深めることが大切だと思う。 岩渕 講師の話、とても参考になった。 横田 前々から触りたかったキーガードに触れてよかった 小林 ボランティアの考え方参考になった 綿貫 自分の場合は、IMEソフトキーボードがとても助けになりそうと感じた。 重田 ユーザー補助→固定キーの勉強ができてよかった 林 聴力障害者の手話サークルへのサポートについて考えてみたいと思った。 稲川 話しを聞く度に、参考になることがある。 秋吉 とても参考になった 町田 柔軟な考え方が参考になった 村田 ウインドウズXPのユーザー補助機能は素晴らしいと思った 櫻井 わかる、知っているということは、自分の体験に照らして理解できてゆくことだと思う。 障害者へのパソコンボランティアにはいろいろのものがあることを知っていることが大事です。 26日(日) 茂野 2日間の講座で疲れましたが、鶴ヶ島デイケアに来年度来る人へのアドバイスをするときの参考にしたい。 増田 埼玉障害者交流センターで障害者ITサポートセンター推進員として、6月から働いています。 今後も坂戸パソボラの協力をよろしく。 櫻井 わかる、知っているということは、自分の体験に照らして理解できてゆくことだと思う。 障害者へのパソコンボランティアにはいろいろのものがあることを知っていることが大事です。 岩渕 パソコンボランティアを通じてグループ内外の人の輪が広がることが 綿貫 パソコンボランティアの難しさがわかった。相互の障害者のコミュニケーションには とても役に立つと実感してます。 佐東 らくらくマウスで実際にノートパソコンを操作できて楽しかった。パソボラで友達ができてうれしい。 西澤 画面の背景色や文字の大きさを変えたり、1人1台のノートパソコンを操作できて楽しかった 稲川 サポートの受付を担当しているが、今回の講師のお話は大変参考になりました。 秋吉 ウインドウズのアクセシビリティイ機能がよくわかった。 町田 パソボラ会員にはいろいろな人がいて、人間関係が広がったと思う。 村田 とても参考になった。細く長く続けたい 途中約30分 新井議員が見学 以上 【決定事項】: / 【課題】: / 【感想】: 櫻井講師、町田講師、進行役の岩渕さん、ご苦労様でした。 ───────────────────────────── 20041008