【区分 】: 対外活動報告
【活動日】: 2007年10月12日(金)
【時間 】: 午前11時50分から午後4時
【場所 】: 坂戸中学校 コンピューター室
【件名 】:2007年2学期 福祉・ボランティア学習 大規模体験学習
【報告者】: 稲川 昭子
【参加者】: 8名
横田、岩渕、菅原、吉田(有)、岡野、鎌田、稲川、見学 吉田(よ)
【内容】:
[1] 主催
坂戸市立坂戸中学校 第3学年5クラス[学]
あったかウェルねっと&坂戸市ボランティア[民]
2007年2学期 福祉・ボランティア学習 大規模体験学習
坂戸中学校の総合学習の5・6時限に、体育館・武道場・各教室を会場に、15のコーナーで
坂戸市のボランティアグループが協働で体験学習が行われた。
[2] 坂戸パソボラ
■坂戸パソボラは、4階のコンピューター室で、午前11時55分の4時間目から準備に入る。
【MLでの補足】:[sakado:12864] 2007年2学期 福祉・ボランティア学習 大規模体験学習
岩渕です。
坂戸パソボラの皆さん、こんにちは。
坂戸中学校での大規模体験学習の報告、稲川さん、ありがとうございました。
以下、補足と感想です。
> 坂戸パソボラは、4階のコンピューター室で、午前11時55分の4時間目から準備に入る。
坂戸パソボラは準備に入ったが、4時間目は授業が無いのでその時間から立ち会い協力すると言っていた教師が来なかった。
呼びに行ったら何故か授業が入っていて、4時間目が終わってからやってきた。
以上
■講師:岩渕
音声読み上げコーナー 吉田(有)、菅原
画面反転&拡大コーナー 岡野、鎌田
らくらくマウスコーナー 稲川
■コンピューター室はゆったりとした広さがあり、12のテーブルが有り、1テーブルにパソコン4台で
40台のパソコンが設置されていた。
PCトーカーを教師用のパソコンと音声読み上げコーナー用の1台にインストールする。
■学校用パソコンには設定に制約があり、インストールの段階で思いの外時間が掛かった。
【MLでの補足】:[sakado:12864] 2007年2学期 福祉・ボランティア学習 大規模体験学習
> 学校用パソコンには設定に制約があり、インストールの段階で思いの外時間が掛かった。
事前に「電源を切ると自動的にソフトは消えてしまう」ことは知らされていたが、
20分かかってインストールが済んだところで、再起動でも消えてしまうことが判明し、
そうならないようにする設定の仕方をマニュアルを見ながら試行錯誤しなくてはならなかった。
以上
■前半5時限目の40分には生徒17名、後半6時限目の40分には生徒17名(欠席、早退数名含む)の出席があった。
■今回のテーマーである情報については、
講師から、情報を送る側からは公共のホームページを例に、
受け取る側は(今回は清水さんのビデオ上映)を例に、授業の前半20分がすすめられ、
授業の後半20分は、音声読み上げコーナー、画面反転&拡大コーナー、らくらくマウスコーナーを生徒が
興味のあるコーナーで説明を受けたり、体験しながら授業がすすめられた。
【MLでの補足】:[sakado:12864] 2007年2学期 福祉・ボランティア学習 大規模体験学習
> 今回のテーマーである情報については、
「情報」と聞いていたので「情報」のつもりでいたが、教室の入り口には「情報理解」と貼ってあった。
「情報」ではなく「情報理解」となると、メディアリテラシーのあたりも求められていたのかもしれないと思ったが
横田さん、どうだったのでしょうか?(そもそも今回のテーマは「情報」だったのでしょうか? それとも「情報理解」?)
以上
■体験学習の40分のタイムスケジュールは、前半、後半とも見事に予定どおりに進められ、無事終了した。
参照 [sakado:12738] 坂戸中学校「体験学習」の流れ
■次回は、10月29日(月曜日)第5校時(13時45分〜14時35分)
ねらい
これまでの学習から、校外活計画を立案し、調べ学習を通してボランティア力を伸ばしていく。
【MLでの補足】:[sakado:12858] 坂戸中学校「体験学習」アンケートの報告
坂戸パソボラのみなさん、稲川です。
10月12日の坂戸中学校、福祉・ボランティア体験学習のアンケートが送られてきましたので、ご紹介します。
福祉・ボランティア体験アンケートから
■情報理解 (坂戸パソボラ担当)
調べたいこと・深めたいことについて
・目に見えない人達にとって、使いやすいサイトはどのようなものか
・耳の聞こえない人はどのようにして人とコミュニケーションをとるのか
・町の中で高齢者や障害者が便利に使える設備はどんなものか。
調べる方法・訪問先などについて
・実際にサイトを作ってみて感想を聞いてみる
・実際に体験
・市役所
以上でパソボラに関しては終わります。
長文になりますが参考までに、これより、各コーナーを体験したアンケートの報告です。
■車イス
調べたいこと・深めたいこと
・町に出かけ車イスの方が本当に迷惑している場所を探したい。
・車いすの人達が不便・便利だと思うことはなにか。
・車イス体験をしたい(乗ってみたい)
・車イス体験を通して障害者に対する考え方を深めていきたい
・車イスでもできるスポーツにはスキー以外にどのようなものがあるのか?
・ 車イスでは段差などをどう通るのか体験をしてみたい。
・(聴覚→要約筆記、手話通訳のことを深く知り、体験もしてみたい。)
・車イスの種類、機能等
・車イスの生活
・もっとチェアスキーについて知りたい
調べる方法・訪問先など
・駅などみんな良く使われている公共の場所
・インターネット
・車いすを使っている人にインタビュウー
・車イス体験を通して障害者に対する考え方を深めていきたい
・町探検(校外へ)
・インターネットや当事者からの話。体験については、車イスの施設見学など
・(要約筆記は前回他の班がやっていて是非やりたい。手話通訳は実際やっている方へのインタビューなど)
・インターネット、本、関係施設訪問
・老人ホーム訪問、インターネット、本、インタビューなど
■視覚障害
調べたいこと・深めたいこと
・ 点字が読めない人は、どのように過ごしているのか。
・視覚がゼロだと日常生活にどんな支障をきたすのか。
・点字、盲導犬、外へ出るとき(買い物とか)生活の中で困ること
・盲導犬に引っぱられていきたい。
・視覚障害者の日常生活
・目が不自由な方の生活を助ける機械にはどのようなものがあるか。
・坂戸市内にそういう機械はあるのか。
・視覚障害者の人の生活を体験してみたい。
・生活する上での工夫
・体験した拡大本のことをもっと知りたい。
調べる方法・訪問先など
・インターネット、老人ホーム訪問
・インターネット、老人ホーム、視覚障害者のいる施設
・盲導犬センター訪問
・図書館、インターネット
・インターネット、坂戸市内探検
・インターネット、校外にでて歩いてみる。
・実際に施設を訪問してみる。
・インターネット、図書館、インタビュー
■ 聴覚障害
調べたいこと・深めたいこと
・手話を覚える。
・聴覚障害の人の生活の仕方についてもっと知りたい。
・聴覚障害者の生活
・手話
・聴覚障害者の人にとって便利なもの
・聴覚障害の人が普通に生活するためになくてはならないもの
・補聴器について
・手話、口話
・困ること
・人とのコミュニケーションはどうするのか。
・無音状態を知る
調べる方法・訪問先など
・聾学校との交流
・インターネット、市役所の方にインタビュー
・PC、本
・インターネット
・本、本人、実際にやってみる
・耳栓をつけて、街にでる
■高齢・介護理解
調べたいこと・深めたいこと
・手話を覚えてみたい。それで会話をしてみたい。
・介護の仕方、バリアフリーについて、老人ホームについて
・介護の種類、介護時に心がけること、認知障害になったときの対処法
・昔はどんな遊びをしていたか
・高齢になると耳や目の障害を持った人が困ることは何かもっと深く知りたい
・昔の遊び、大変なこと
・障害者のための生活に役立つ道具
・老人ホーム(介護施設)
・手話通訳者の方に教わったり本を見て覚える
・本、インターネット
・はつらつ、ディサービス、はるかぜ、シャロームガーデン
・老人ホームなど
・図書室、資料集
調べる方法・訪問先
・老人ホームに行けば、お爺ちゃんやお婆ちゃんから色々な話を聞くことができると思う。
・インターネット、障害に優しい街探検
■保育・育児理解
調べたいこと・深めたいこと
・子どもの気持ち
・小さい子は何が好きか(どんな遊びが好きか)
・子どもについて調べておきたい
・手遊び、小さい子がどんな遊びに興味をもつのか、小さい子が好きな食べ物、
・昔から今も読まれている絵本を知りたい。
・ゴムの上手い飛ばし方、一日をどのようにすごしているのか知りたい。
・幼児が好む日本の絵本のジャンル
・本の読み方
・小さい子と遊び方
・楽しい手遊びの仕方
・どんな紙芝居があるのか
・保育とは何か
・調べたことを実際に体験してみる。(読み聞かせ を幼稚園でやってみたい)
・人格はどのようにしてできていくのか
・いつから物心がつくのかということ
・いつから言語が理解できるようになるのか
・成長と共にどのような遊びが好きになっていくか
調べる方法・訪問先
・幼稚園で子どもとふれあう [1]はしゃぐ[2]遊ぶ [3]本を読んであげる
・坂戸保育園に行く
・インターネットで調べる
・幼稚園を訪問する。
・子どもの母親に聞く。
・保育園や幼稚園を訪問
・インターネット、本
・あじさいの会に訪ねる
・インターネット
・保育園等の養護施設
以上で終わります。
【決定事項】:
/
【課題】:
/
【感想】:
[参加者の感想]
鎌田
パソコンの音声が出なかったので、カーソルの位置が判らず説明が上手くできなかった。
中学生への接し方がよくわからなかったのですが、良い経験をさせてもらって良かったです。
岡野
推進委員の皆さん、お疲れ様でした。
福祉授業にはじめて参加させていただきましたが、ほんとに感動しました。
パソボラから参加しましたが、あまりお役に立てなかったような気がしますが・・。
それにしても坂中の生徒さんは幸せですね!
そして、その生徒さんのために呼ばれた私たちはもっと幸せかもしれませんね。
いろいろな障害を持った人、高齢者、そしてその人たちをあたたかくサポートし
ている人達と実際にふれあうことは教科書では得られないものがたくさんありますものね。
この体験が、いつか役に立つといいなとおもいます。
吉田(有)
あの時間内で理解してもらうのは難しいと思いますが、
パソコンをどう使っているかというよりは、パソコンを通じて少しでも、
障害者の生活やできること・できないことなどに触れてもらうことによって、
何かを感じてもらえたらうれしいなと思いました。
多少なりとも切っ掛け作りの1つにはなったのではないかと思います。
菅原
普段何気なく使っているパソコンの向こうに、いろんな人が、
いろんな工夫をしながら活用していることが少しでも伝わればいいナと思います。
岩渕さんの説明と清水さんのビデオのあと、学校のパソコンを使っての実演は、
いろいろ戸惑いがあったことが逆に生徒たちにとっては、新しい発見だったと思います。
生徒たちがどんな感想を持ったのか、楽しみです。
稲川
情報と言えばパソコンでインターネットという解釈を普通に捉えられる現在に、
パソボラを体験学習に選んだ生徒さんが多かったのもうなずけました。
ただ、情報のバリアフリーに関しては、初めて聴いた生徒さんが多くあったようで、
今回の授業はとてもいい機会になったような気がしました。
岩渕
今回の内容である「情報の向こうには、いろんな人がいる」は、あの場に参加した40人ばかりの生徒だけでなく、
全ての生徒に踏まえてほしいことです。限られた生徒にしか伝えることができない「福祉体験」ではなく、
「情報」の授業の中で(年間のカリキュラムの中で)取り上げてほしいと思います。
そもそも40分間の「福祉体験」で済む内容でもありませんし。
今回のような内容で行ないたいとの来年度以降の要望については、今回の「体験学習の流れ」を
教師に提供することで対応したいと思います(ので、横田さん、関係各位にお伝えを!)
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20071026