【区分 】:イベント 【活動日】:08年5月25日(日曜) 【時間 】:9時30分から16時30分 【場所 】:東京・セシオン杉並 【件名 】:フォーラム障害者とICT 2008 【報告者】:岩渕ま 【参加者】:岩渕キ、岩渕ま、大石、太田、岡野、近藤、櫻井 須田、成島、林、福田、山田、渡邊、綿貫 梅垣(メール会員)、田中(メール会員)、他 【活動内容】: フォーラム障害者とICT 2008 ICT=Information and Communication Technology(情報コミュニケーション技術) http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/ict2008.html 25日(日曜)午前 ・学習・実践セミナー 1.ホームページで障害者運動を一歩前へ! みえる・きこえる・操作できるホームページにするために 講師=岩渕正樹(坂戸パソボラ代表) 田中克典(埼玉県立越谷総合技術高等学校教諭) http://www.minikuru.net/jd/ippo0.htm 2.迷惑メールが名簿を盗む?! 情報セキュリティとトラブル対策のために 講師=寺田慶治(NPO情報セキュリティフォーラム・有コンピュメンター社長 http://www.compumentor.co.jp/JD_ICT2008.htm 3.情報アクセシビリティと障害者権利条約を読み解く 講師=梅垣正宏(情報アクセシビリティ研究者)他 http://www.umegaki.jp/ict2008/ 25日(日曜)午後 ・あいさつ(杉並区長) ・記念講演=畠山卓朗(早稲田大学人間科学学術院教授) ともに生きる喜びと気づき 技術支援の実践を通して ・基調提案=薗部英夫(日本障害者協議会情報通信委員長) http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/ict2008/ict2008kyou21.html ・記念シンポジウム「目的達成の手段としてのICTの利活用と権利」 障害者権利条約の実現にむけて コーディネーター 伊藤英一(長野大学社会福祉学部教授) シンポジスト 堀込真理子(東京都障害者ITサポートセンター)、 岡村 章三(視覚障害者・埼玉障害者協議会) 井上 吉郎(中途障害者・WEBマガジン「福祉広場」) 渡井 秀匡(東京盲ろう者友の会) 茂森 勇(サンマイクロシステム) ・レインボーブロジェクト企画展『たっちゃんのコネク島』 障害児療育支援のためのシステム・ソフト開発 http://www.rainbow-project.net/ 【決定事項】:(というわけではありませんが) ・「人と人とがつながり、だれもが幸せに生きることのできるICT(情報コミュニケーション技術)を、すべての人びとに!」 【課題】:(フォーラムの案内文より) ・障害者権利条約は、差別をなくし、真の平等をめざすための方策を広範囲にわたって規定しています。 ・また、すべての人のために不可欠な権利としてアクセシビリティの保障とその利活用を位置づけています。 ・この10年の間に、パソコンやインターネット、携帯電話などの環境は激変しました。 ・教育や就労をめぐってもとりくみがすすめられている一方で、利活用における格差も広がっています。 ・今日の状況のもとで、障害のある人の実態をさまざまな視点から明らかにし、内外の激動する情勢を的確に学びあいたいと思います。 ・また、私たちは、IT(Information Technology)と表現してきたこの分野を、権利条約が表現する Information and Communication Technology=ICT(情報コミュニケーション技術)として、人と人とをつなぐ人間のコミュニケーションの不可欠な道具として、より積極的に位置づけたいと思います。 【感想】: 学習・実践セミナー 「ホームページで障害者運動を一歩前へ!」セミナー ・和やかで、楽しい講座だった。 ・一方的ではなく、双方向で良かった。 ・ホームページは身近なテーマだったので楽しくできたかもしれないが、他のセミナーはそうでもなかったので、講師の人は大変だったと思う。 ----- 「情報アクセシビリティと障害者権利条約を読み解く」セミナー ・事前に勉強するべきだった部分もある。参加して答えをもらえるのを期待せずに、宿題をもらって自分で考えられるようになったと思った。 ・条約の条文も読まずに行ったので、準備不足だったかな。 ・午前中の議論の中で、みんなで議論していくのが大切という気付きがあった。 ・質問への回答が明確ではなく、答え、もしくは、近づけるようなアドバイスがあれば良かったと思った。 ・WHOの障害機能分類の話と絡むかと思ったが、裏付けができていればよかった。パソボラでも大事だと思った。 ・私は、ちゃんと勉強すれば自分たちの生活に生かせるツールになると思いました。まだまだ、日本は行政が遅れている状況にあり、 これを変えるツールになっていけるように勉強していきたいです。きっかけ作りとして、とても良かったと思います。 みんなが当事者意識を持てるように、条約がもっと分かりやすくなると良いですね。 ・障害当事者として権利条約を学んで、そして、私たちの生活に生かしていくためにも大事な機会でした。 日本の国内法はまだまだ条約レベルに達していません。世界に恥ずかしくない国内法を築き条約に合致する締結を望みます。 そのためにもご協力お願いします。 ----- 畠山さんの記念講演 ・畠山さんの講義では、新しい視点がいろいろあった。 ・パソコンボランティアをやっている中でも、人と人とのつながりが重要だということが分かった。 ・記念シンポジウムで、畠山さんの話をやっと聞けた。重要な言葉が色々と出てきた。 ・お陰さまで、今まで体験した事無い講演を聴く事が出来、これからの人生をもう一度考える切っ掛けとなったような気がします。 ----- 記念シンポジウム ・シンポジウムではディスカッションが少なかったのが少し良くなかったのではないか。 ・字幕は見えません。読んでほしかったです。 ・シンポジウムの進行が良くなかった。 ・シンポジスト同士のディスカッションを聞きたかった。 ・良し悪しを含めて運営のやり方も自分たちで持ち帰って、自分たちの活動に反映できると思った。 ----- その他 ・弁当の買出しなどで活躍できて良かった。このようなサポートも重要! ----- 以下、当日の参考として 「月刊みんなのねがい」8月号 薗部英夫「フォーラム障害者とICT」開催(PDFファイル) http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/ict2008/ngi_200808.pdf 「すべての人の社会」8月号 伊藤英一「目的達成の手段としてのICTの利活用と権利」 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/ict2008/JD338_0808.pdf 「飛璃夢」8月号 関根千佳「東京都ITサポートセンターの活動を全国へ」 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/ict2008/FLC118_0808.pdf