【区分 】: 視覚講座
【活動日】: 2008年11月16日
【時間 】: 10時から16時
【場所 】: デイケア鶴ヶ島「すまいるはうす」
【件名 】: 2008年度視覚講座 体験講座11月の部 2日目
【報告者】: 太田
【参加者】: 講師・サポータ:12名
岩渕、酒井、福田き、吉田よ、山道、宇佐美、福田ひ、杉田、鵜沢、稲川、三瓶、太田。
【内容】:
参加者から一言ずつ、今日の挨拶、意気込みがあった。
講師のパソコンと無線LANの環境構築の修正をしてなんとか開始した。
[3.メールの体験](講師:石田)
メールにより、他の人とやり取りができる。そのやり方を以下のように体験した。
1. メールの概要
2. マイメール2の概要
3. メール受信
4. メール返信(来たメールへ返信)
◇講義の補足と質問・回答
Q. Tabをあまり使わなかった
A. 今回は新規メールとかを作っていないので、Tabを使っていない。
Q. 長いメールを読んでいて、途中で止める場合は、どうするのですか?
A. Escapeを1回押す。2回押してはいけない。スペースで読み上げを再開します。
[デイジーの紹介](宇佐美)
デイジーにより、これまでテープで聞いていたものをCDにまとめることができる。
さらに、頭だしが簡単にできるため、聞きたいところだけ読むことも簡単である。
広報 鶴ヶ島を例にして実演した。
デイジーの紹介
・非常にコンパクト
・46時間くらいまでできるし、テープの巻き込みなどの問題もない
・検索が簡単
・日用生活用具になっている
・できれば録音できるものにしたほうがよい
◇講義の補足と質問・回答
Q. 鶴ヶ島の広報、議会だよりなどのCDがそれぞれ送られてくるのか?
A. 送られてくる。坂戸については準備中。
Q. CDで返却なしか。
A. 返却はない
Q. 広報ができて発行されてからどれくらいの時間差でデイジーがでるのか?
A. 活字の広報とタイムラグは1日くらい。テープでは1週間くらい。
A. ふじみ野では活字よりも早いこともある。
[4.インターネット](講師:三瓶)
●インターネットとは
いろんなホームページを検索するホームページがある。
世界共通の書式がHTMLで、文章と画像とかを表示する。
そのソフトをブラウザという。
●ブラウザをつかってのインターネットの閲覧
ここではInternet Explorerを使うが、読み上げのためのより良いソフトはある。
ニュースを読むソフト、電車のルートを検索するツールなどいろいろある
●ページの移動の仕方
ページの中はタブを使って「リンク」をたどっていく。
●エディットの文字入力
普通には読み上げないので、F2を押すことでエディットできる。
これをやると入力文字を読み上げできる。
●インターネットの検索
インターネットには大量の情報があるので、自分の知りたい情報を
見つけだす必要がある。
そこで、今回はgoogleという検索システムを使って検索する。
各自以下のところを検索した
◇講義の補足と質問・回答
Q. インターネットエクスプローラでF2を押して入力するときは読みができるのか?
A. F2で入力しているときには、読み上げができる。通常は読み上げができない
Q. ホームページリーダのときはF2なのか?
A. ホームページリーダでは違うキーを使う。
[2日目の意気込み]
*昔は点字か、カナタイプを使っていた。
メールが使えることによって、普通の人とメールができる。
*パソコンはまったくではないが使えない。基本だけでもと思った。
*交流センターのパソコン教室に通っている。いまいちわからない。
基本がわかればと思う。
*パソコン通信のときからメールをしていた。
インターネットでメールができるようになって、
多くの人とメールができるようになった。
メーリングリストという仕組みで多くの人とメールができる。
*きょうはメールということをやったことも、見たこともなかった。
体験ができるのでうれしい。
点訳ボランティアの本にナイーブネットというのがあるらしい。
坂戸ではだめらしい。
*パソコンの画面を見るのは大変。ほかの人に任せてしまう。
時刻表なども見れるようになりたい。
*パソコン3代目。メールがしたい。新聞が読みたい。ホームページを持ちたいと思った。
新聞を読めたときの喜びをみなさんにも味わってもらいたい。
*自治体向けのアクセシビリティの支援をしている。
実際に視聴覚障害のある人がどのように利用されているのかを勉強したい。
*弱視でパソコンの画面を見るのが大変。
インターネットの検索をできるようにしたい。
*夫の勉強のために来ているが、自分の勉強にもしたい。
*なにを勉強しないといけないのかと言う状態だが、がんばりたい。
*パソコンは情報の玉手箱。
手紙、音楽、ラジオ、映画、買い物、銀行もできる町のようなもの。
家のなかでできるので、われわれ視覚障害者にとっては役に立つと思う。
*インターネットは怖いと思っていた。いろいろ勉強してみたい。
*文書を書くのが好きだったが、いまは難しいので、メールで書けるようになった。
とても便利になった。メーリングリストを使って、情報収集もしている。
ホームページはあまり見ていない。使いたいときには使うと思う。
*携帯のメールはしている。パソコンのメールならより幅が広がると思う。
電車の時刻表を調べられるようにしたい。
*原稿を頼まれると、これまではポストにいれないといけない。
原稿を集める側も楽です。
尺八をはじめて、インターネットでカラオケができる。
*メーリングリストでいろいろな情報を見ているので、突然いってもある程度話が通じる。
乗り継ぎを検索している。
*道に迷いました。メーリングリストでスポーツや全国の人たちとのつながっている。
通信の手段としてはとてもよい。
インターネットでは買い物は音声でやるときは、まだまだ大変。
*この講座は、1999年からはじめている。10年目です。
[2日目の感想]
*基本がわかればよいと思っていたが、ゆっくりとしたペースでいろいろな
やることができた。家にあるパソコンを動かしたいと思った。
*いつも自分のキーボードを接続している。新しいやりかたをしれてよかった。
*講師の教え方がすばらしいと思った。
*講師全員が視覚障害のみなさんだった。すばらしい。
*久しぶりに講師をした。大人数だったので、表情、行動で判断できない。
どこでわからないのかが分かりにくい。
インターネットの使い方がとてもよくわかった。
はじめてのときは、いらいらしたことが多かった。
そのときを思い出した。
*障害者のみなさんが、講師だったということに感激した。
*半分くらいはわかった気がした。が、やってみるとわかっていなかった。
人に説明することは非常に大変だと思う。
*日々、ソフトが新しくなって、便利になっている。
坂戸はサポータが多くて頼もしい。
*両日半日になってしまった。横文字がわからなくて、しょげている感じ。
自分なりの覚え方で、回数でやる。
*わかったことが2つ。パソコンで時間を知る方法、まだまだわかっていないこと。
次のひとに、きっかけを作っていきたい。
*細かい操作で目的に達成しなかったことがあった。
このようなことでくじけてしまうことがあった。再確認をすることができた。
日常のツールとして、視覚障害者に対してはよい手段。
楽しみに生かせていければと思う。遊びのつもりでやってみるとよいかもしれない。
*インターネットで自分の思うとおりのところを開けなくて、くじけそうだった。
すこしわかった気がする。続けないといけないと思った。楽しそうな気がした。
*これまでキーの名前をしらなかった。キーの名前を覚えたり、FとJの凸がわかった。
ボランティアの人の根気のよさに関心・感謝したい。
*本当に疲れた。肩、首、腰がいたい。学習した感じはなかった。
ここから始まるのだという気がした。
*伝える難しさ、伝えられないもどかしさを感じた。
きょうは新しいことをしった。1つでも知れるとうれしい。
*いきなりだったが、丁寧に教えてもらえた。あたたかい説明にまた来たいと思った。
インターネットの怖さはすこし減った。
*説明が端的で分かりやすかった。
好きな歌手を検索したが、コンサートチケットが高すぎてあきらめた。
楽しみ、興味をもって参加したいと思った。
*きのうは何も考えられない状態だった。
みんなも同じ状態だったと言い聞かせた。
きょうはリラックスでき、自分でできたことで、うれしい気分になれた。
*難しいのは最初のうちなので、すこしずつでもやっていれば、上達していくので、
一日一回ぐらいはパソコンを開いてみるとよいのではないか。
*みなさん一生懸命されたので、疲れたと思う。
受講生のみなさんが詳細の説明は、全部理解していなくてもよいと思う。
*いろいろ勉強した。テキストのあそこに書いているというのは理解していた。
*講師としていろいろしゃべり過ぎたかと思った。
いろいろ楽してできると思う。
いろいろなソフトを使って見ている。
インターネットエクスプローラだけではない。
フォロー講座に出てもらえればと思う。
[最後に](岩渕)
*今回の講師のうち、3人はこの講座の卒業生。
みなさんも講師になれる。
講師になれなくても、自分の体験を伝えてもらえる。
楽しかったのであれば、続けてみてください。
【決定事項】:
特になし
【課題】:
特になし
【感想】:
参加者が非常に多かったため、フォローが間に合わないところがあった。
フォロー講座でフォローできるようにしたい。
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20081206