【区分 】:視覚講座
【活動日】:19年11月16日(土曜日)
【時間 】:10時〜16時
【場所 】:就労施設「すまいるはうす」
【件名 】:視覚講座11月体験講座1
【報告者】:岩渕
【参加者】:参加8人:安澤、岩渕、宇佐美、羽鳥、平瀬、堀井、坂井S、逢見(ガイドさん)
【内容】:
1.坂戸パソボラの紹介とアイネット(共催)の紹介
・坂戸パソボラの紹介(岩渕)、アイネットの紹介(堀井)
2.参加者の自己紹介
3.体験講座の進め方とフォロー講座の紹介
・この講座は、体験講座です。パソコンの全てを今日学べる、なんてことはありません。
また、参加したからには使いこなせるようにならなくては、なんてこともありません。
ただ、せっかく体験するんですから、何だか便利そう、楽しそう、面白そうなどなど、
感じていただけたら、参加して大成功ということです。どうぞ、お楽しみください。
4.パソコン操作の体験(岩渕)
・パソコンの電源ボタンを押しても、パソコンは、すぐには起動しません。
PC-Talker を起動しましたと読み上げるまで、操作しないで待ちましょう。
・最初に押すのは Windowsキーです。マイスタートメニューの Internet Explorerに
移動し、Internet Explorer と読み上げます。
・↓キーを押すと、メニューに登録されているアプリ(ソフト)の名前を読み上げます。
読み上げたアプリは、Enterキーを押すと起動します。
・↓キーで移動していくと、読み上げた最後にメニューと読み上げるところがあります。
メニューと読み上げたところにはメニューがあるので、→キーで中に入りましょう。
・パソコンには、フォルダーとファイルがあります。
フォルダーが箱なら、ファイルは中身です。
今回の講座で言えば、会場がフォルダーで、参加者がファイルです。
・MyEditで何かを書いたとして、名前を付けて保存したものがファイルです。
ファイルを保存した場所が、フォルダーです。
・開いたファイルやフォルダーやアプリは、使い終わったら閉じましょう。
開いたままにしておくと、迷子になった時、探しにくくなります。
閉じておけば、パソコンの終了時に、ストップがかかりません、
・閉じ方は何種類かありますが、Alt + F4はお奨めしません。
Alt + F4は、その時使っているものを閉じる操作です。
使っているものからズレてしまうと、ズレたところにあるものを閉じてしまいます。
ファイルやフォルダーやアプリからもズレてしまうと、パソコン本体を動かしている
Windowsそのものを、つまりパソコンをシャットダウンしてしまうかもしれません。
作成途中や返信途中のメール、保存前のファイルは、そのまま消えてしまいます。
しかも、F4は探すのが大変です。場所としても、キーボードの一番奥です。
・Altキーを押し、↑キーを二度押し、終了に移動し Enterも、お奨めできません。
このやり方だと終了できないファイルやフォルダーやアプリが増えてきたからです。
・お奨めの閉じ方は、以下です。
1 Altキーを押したままスペースキーを押すと、元のサイズに戻すと読み上げる。
2 ↑キーを押すと、閉じると読み上げるので、Enterすると、その画面が閉じる。
↑キーを押して閉じるに移動しなくても、Cを押すだけで閉じることができます。
コツは薬指で Alt、人差し指でスペースです。そうすれば中指がCの位置です。
5.昼食&交流タイム
・視覚障害に対応したソフトや機器を入手できる公的助成制度を紹介。突発サポートも。
6.日本語入力の体験(岩渕)
・今日の参加者の中では一番入力に慣れていない坂井Sさんからの質問に答えながら体験。
・途中、坂井Sさんのパソコンの音が出なくなり、確認すると、ミュートになっていた。
ミュートを解除し講座を再開したが、今度は堀井さんのパソコンの音が出なくなった。
坂井Sさんと同じく原因不明の突然ミュート。今後もあり得ることなので、パソコンの
音が聞こえなくてもキーボード操作だけでミュートを解除できるように設定した。
・音量変更の設定方法(他のアプリでもマイスタートメニューへの登録は同じ方法です)
1 Windowsキーを押してマイスタートメニューを起動
2 ローカルディスク(C)の中の Windowsの中の System32を開く
3 System32を開いたら、Sを押し続けることで、SndVol.exeに移動
4 移動したところで Applicationキーを押し、↑キーでショートカットの作成に移動
5 Enterするとデスクトップに SndVol.exe - ショートカットを作成
6 Windows + Dでデスクトップに移動
7 整理してあるデスクトップなら、↓キーで SndVol.exe - ショートカットに移動
整理していないアイコンが散らばっているデスクトップなら、何とか探して移動
8 SndVol.exe - ショートカットのままだと、何のアプリかわかりにくいし長いので、
F2キーを押して名前を変更(Applicationキーからも名前の変更に移動できます)
9 音量変更なりボリュームなり、自分にとってわかりやすい名前に変えたら Enter
10 Ctrl + Xで切り取る(Applicationキーからも切り取りに移動できます)
11 Windowsキーを押してマイスタートメニューを起動
12 最近使ったファイルの中のユーザーフォルダー(自分の名前のフォルダー)で Enter
13 Altキーを押し、Vを押し、Hを2回押して、隠しファイルを表示
14 Aを押して AppDataに移動し Enter
15 ↓キーで Roamingに移動し Enter
16 Mを何回か押して Microsoftに移動し Enter
17 Wを押して Windowsに移動し Enter
18 ↓キーで スタートメニューに移動し Enter
19 Ctrl + Vで、先ほど切り取っておいたショートカットを張り付ける
張り付けると、マイスタートメニューの中のすべてのプログラムに登録される
20 Windowsキーを押してマイスタートメニューを起動
21 ↑キーを押してすべてのプログラムに移動し、→キーでその中に移動
22 ↓キーで、先ほど名前を変更したショートカットのところに移動
23 Applicationキーを押し、↓キーで マイスタートメニューにピン止めに移動
24 Enterすると、マイスタートメニューに、同じ名前で登録される
25 Windowsキーを押してマイスタートメニューを起動
26 ↓キーで マイスタートメニューに登録されたショートカットに移動
27 Applicationキーを押し、↓キーで並び順を変更に移動して Enter
28 ←キーを何回か押して、2番目何とかの上まで移動させる
29 ↓キーを押してOKに移動し Enter
・音量変更の操作方法
1 Windowsキーを押してマイスタートメニューを起動
2 ↓キーを押すと音量変更に移動するので Enter
3 ↓キーか↑キーを押すと、ミュートを解除し、変更された音の大きさを読み上げる
↓キーを押すと音が小さくなり、↑キーを押すと音が大きくなります
パソコンから聞こえる声や音楽が大きい時や小さい時は、この操作で変えましょう
・前の操作に戻る方法
操作の途中で Windowsキーを押してしまうと、マイスタートメニューが起動します。
知らないうちにマウスやタッチパッドに触ってしまうと、別のところに移動します。
それまでのアプリや場所から外れていまうので、操作が続けられなくなります。
以下の方法で、それまで使っていたアプリや場所に移動できます(つまり戻れます)
1 Altキーを押したまま Tabキーを押すと、移動した先を読み上げます
2 読み上げたものが違っていたら、Altキーは押したままで、更に Tabキーを押し、
探しているものに移動したところで、Altキーと Tabキーから指を離しましょう。
7.受講生の感想(一人ひとりから)
・フォルダーとファイルの新しい終了の仕方を知りました(アプリも同じ方法だよん)
・音量の変更を仕込んでもらいました。家に帰ってから、また練習してみます。
・音量の設定が、よくわかりました。音が出なくなった時だけでなく、↑キーで
ボリュームアップ、↓キーでボリュームダウンができるようになりました。
・ラジオを聞けるようになりましたが、放送局をうまく変更できないのが宿題です。
(MyNewsでもラジオが聞けますし、放送局も↓キーで簡単に変更できますよん)
・またMyEdit2の使い方を覚えさせてもらいました。明日はメールができるか楽しみです。
・今までのパソコンと音声でのパソコンが違うので戸惑いましたが、色々楽しかったです。
-----
【決定事項】:
・明日(11月17日(日曜日))は体験講座2、10時から16時です。
【課題】:
・参加者から、駅員さんにサポートを求めるのは障害者の甘えだとの見解が表明された。
普通の説明ではご納得いただけないので、サポートを依頼できる法的根拠を提示した。
今後また同じような見解が表明され返答の根拠に困ったら、以下の中で探しましょう。
• 国土交通省ホームページの中のバリアフリー・ユニバーサルデザイン交通消費者行政
•
バリアフリー - 国土交通省
【感想】:
・ま、色々な人がいるということです。色々な人が、しかもかなり(自分も含めて (笑))
――――――――――――――――――――――――――――――――――
[管理用:sek191116]