デイジーってなに?
DAISYって ひなぎくの花?
正式名称は、Digital Accessible Information SYstem「デジタル音声情報システム」の頭文字をとった呼称です。
墨字(普通の印刷物)を読むのが困難な方々のために、カセットテープ録音に代わる(CD-ROMを利用した)デジタル録音図書の国際標準規格です。
デイジーはカセットテープとどう違うの?
デイジーは、カセットテープの利点をすべて残したうえで、目次やページを使えること、原本以上にかさばらないこと、事実上永久保存が可能なことです。
カセットテープが「巻物」だとすると、デイジーはページをめくる「本」のようなものです。
デイジーの特徴は?
目次から読みたい章や節に、あるいはページに飛ぶことができます。
MP3 などの最新の圧縮技術を使うと、一枚のCDに50時間以上の録音が可能です。
デジタルメディアの特徴として、何度コピーをしても劣化することがありません。
パソコンソフト“LP Player”利用により、音訳された音声と同時に、ディスプレイで、今読み上げているテキストを表示できます。
デイジー図書はどうやって聴くの?
再生には、視覚障害者用専用プレーヤ(例えば、商品名「プレクストーク」)を使います。各地の点字図書館から貸し出されています。
パソコンソフト“LP Player”でも聴くことができます(パソコンの合成音ではなく、音訳した人の生の声が聴けます)
デイジー図書をどうやって作るの?
デイジー図書は、パソコン上で作成ソフト「Sigtuna DAR」で制作します。この編集・録音ソフトの特徴は、録音済みのカセットテープや、マイクからの直接入力などの音声データを自動的に細かなフレーズ・セクション単位に分け、カット・ペースト・コピー・移動・分割・結合など、およそワープロで使われる機能と同じように、音声に対して編集する機能をもっています。
坂戸市朗読サービスグループカナリアと坂戸パソコンボランティアはデイジー図書作成のため共同で「デイジー坂戸」を立ち上げました。坂戸市朗読サービスグループカナリアは、デイジー作成ソフト「Sigtuna
DAR」を日本障害者リハビリテーション協会より無償貸与されています。
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